以前投稿した、SharePoint のカスタムリストで、ステータス列が完了になったら、申請者に通知するフローを作成するやMicrosoft Teams を効率よく使うために心がけてること3つで、番号を振ることをお勧めしてました。
それも、通番ではなく、2桁で、とかです。
私が番号を振っている理由を、いくつかご紹介します。
意図した並び順にするため
Excelで文字列の列を並び替えしたら、思っている順にならなかった、という経験をされた方、多いんじゃないでしょうか。私は、多々あります。
例えば、リストでこんな選択肢の列を作成したとします。
- 受付待ち
- 回答待ち
- 差し戻し(回答した方に再回答を促す差し戻しと考えてください)
- 承認待ち
- 回答済み
これを昇順で並び替えすると、こんな順になってしまいます。
- 回答済み
- 回答待ち
- 差し戻し
- 受付待ち
- 承認待ち
ちょっと使い勝手がイマイチ・・・。
並べたい順に番号を振ると、意図した順に並べられます。
- 10_受付待ち
- 20_回答待ち
- 29_差し戻し
- 30_承認待ち
- 90_回答済み
チームのチャネル名も、意図した順番に並べたければ、番号振るのが一番手堅いです。
途中で、ステータスやチャネルを追加するかもしれないから
なぜ2桁なの?通番じゃないの?というのはもっともな疑問です。組織内でもよく聞かれます。
もし、通番にしていて、「2次回答待ち」「2次回答承認待ち」という2つの選択肢をを追加しようとしたら、他の項目も変更しなければなりません。
- 1_受付待ち
- 2_回答待ち
- 3_差し戻し
- 4_承認待ち
- 5_回答済み
でも先ほどのような番号の振り方をしていれば、たとえば「40_2次回答待ち」「50_2次回答承認待ち」とかいれてもほかの項目を変更する必要はありません。
- 10_受付待ち
- 20_回答待ち
- 29_差し戻し
- 30_承認待ち
- 90_回答済み
拡張する余地を残しておくと、便利です。
ビューの制御を効率よくしたいから
SharePointのリストやライブラリーでは、特定の条件に合うものだけを表示する「ビュー」を作成できます。
回答待ちに当てはまる、回答待ちor差し戻しステータスだけを表示するビューを作成するときを考えてみましょう。
この番号の場合は、「回答待ち」あるは「差し戻し」であるアイテムだけを表示する、というビューを作成する必要があります。
- 10_受付待ち
- 20_回答待ち
- 30_差し戻し
- 40_承認待ち
- 90_回答済み
この番号の場合は、「2から始まる」アイテムだけを表示する、というビューを作成すれば、両方の条件をみたせます
- 10_受付待ち
- 20_回答待ち
- 29_差し戻し
- 30_承認待ち
- 90_回答済み
ビューの条件はある程度の複雑さで組めるのですが、andやorが入り混じるとかなり面倒。
込み入ったビューを作成したいという相談を受けると、OTA HirofumiさんのSharePoint リストビューにおけるフィルター条件の評価順を調べてみる - idea.toString();を紹介させてもらっています。組み合わせるときも面倒ですが、選択肢を追加して、ビューも変更したい時がもっと大変です・・・。
なので、なるべくandとorを組み合わせしなくても実現できるよう、番号をうまく調整するようにしています。
まとめ
と、こんな理由で番号振ってます。
余談になりますが、番号を振るときは桁数をそろえるのがポイントです。0埋めでもいいですし、2桁でそろえろ、3桁でそろえる、など桁をそろえることをお勧めします。
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