Power Automate アプリでボタンを押したらでExcel Onlineに追記するフロー(筋トレデータをレポートにしたい その1)

9/05/2021

Microsoft 365 Office 365 Power Automate SharePoint

在宅勤務をする機会が増えて、歩数が一気に減りました。おなか回り体力の衰えが気になるところ。せめて筋トレでもしなきゃな・・・と思い立ち、自分のモチベーションのためにも実績を取りためるべく、記録するアプリを作ってみました。

以前書いた、Microsoft Forms で投稿したら台帳(SharePointのカスタムリスト)に反映するフローを作成するよりも、もっと簡単に登録できればと思い、Power Automate アプリでボタンを押すだけで記録するアプリを作ってみました。



  • 用意するもの
  • フローの作成
  • 種類と回数を選べるフローを作成する
  • やってみた
  • フローのボタンの便利なところ


用意するもの

エクセルファイルをサイトに保存します。エクセルファイルで表を作って、テーブル化しておくがポイントです。

エクセルで、見出しになる列を1行作って、ダミーデータを1行入れます。範囲選択して、挿入 - テーブル と選べばテーブル化できます。今回は、日時、種類、回数という3列だけを作りました。


Power Automateで エクセル扱うなら、テーブル化は必須といっても過言ではないので覚えておきましょう。


先へ進む前に、テーブル名は控えておきましょう。


フローの作成

中身はシンプルなものです。まずは腕立て15回と決め打ちしたフローを作成します。


手動でフローをトリガーします。腕立て15回用と決め打ちしているフローなので、何も入力しません。

時刻を日本時間で蓄積したいので、タイムゾーンの変更で、UTCからJSTに変える処理を入れておきます。

エクセルの、表に行を追加を使います。
場所、ライブラリー名、ファイルとテーブルを選択し、日時には変換後の時間を入れます。

決め打ちしていますので、種類や回数にはそれぞれ「腕立て」「15」と登録して、名前を付けて保存します。名前は「腕立て15回」としておけば分かりやすいですね。


できあがったフローをコピーして、腹筋チャレンジ2回と、プランク30秒というのを作りました。


種類と回数を選べるフローを作成する

他のトレーニングをしたり回数が増減することもあるので、決め打ちではなく、内容を選べるフローも作りました。



Power Automate のボタンでもちょっとした入力項目を作れます。Formsのもっと簡易版と思っていただくと早いです。

トレーニング内容と回数を作っておいて、エクセルの種類と回数に反映させるだけです。

これで完成!あとはトレーニングあるのみ、です。

やってみた

作った以上は筋トレ頑張ってみる!ということで実施してみました。ただ、実際は選択して登録するボタンはあまり使わなくて、ボタンを押すだけフローばかりやってます。

ちまちま入力するよりも、ボタンを押すだけのほうがお手軽ですし、その回数だけはやりきる、という目標にもなりました。頑張った日は2セット(=ボタン2回押すだけ)なので、動線としてもシンプルでした。


次回以降で、今度はPower BI で視覚化してみようと思います。


フローのボタンの便利なところ

Formsと似たようなことができるのですが、Formsではできないけどボタンでできることがあります。

それは位置情報。緯度経度だけでなく、ある程度なら住所や郵便番号もある程度とれます。

安否確認や目的地到着確認とかになら十分使えそうです。現在地の天気予報を取得する、なんてサンプルフローもありましたね。



続き

続きを、筋トレデータをレポートにしたい その2(Excel Online をデータソースに、Power BI レポートを作成する前編)でPower BI レポートにしてみました。