Teamsがリリースされる前、ファイルを共有するといえばSharePointでした。しかしTeamsがリリースされ、選択肢が増えることで、使い分けに悩むことになりました。しかも、Teamsの裏側にはSharePointサイトがある、とか言われて「もうおなか一杯」という方もおられるのではないでしょうか。
今回は、主観たっぷりに、こんな使い分けはいかがでしょう?ということをまとめてみました。
※あくまで、私はこう考えている、です。
SharePointサイト
情報を整理して、保存するためのストレージ。ほかにもいろいろできることはあるんですが、コアな機能はひとえにコレです。
フォルダを作る、属性を付けてファイルを整理するだけでなく、アクセス権をしっかり設定できることでしょうか。
セキュリティグループやメールが可能なセキュリティグループでアクセス権を設定できますし、アクセス権もフルコントロールや編集といった権限だけでなく、「投稿」「閲覧」などの弱めの権限も設定できます。
ファイルなど、「情報のストック」のためのツールとして使うのが向いています。
Teamsのチーム
コミュニケーションのためのツール。ファイルの共有もできるし、共同編集もできるところはSharePointと同じです。
チャネル単位でフォルダが作成されるので、その中にならフォルダも作成できますが、表向きは属性での整理などはできません。
アクセス権も原則は所有者(フルコントロール)とメンバー(編集)だけ、です。またチーム上ではユーザー単位での設定のみとなります。
単体では、コミュニケーションのための「情報のフロー」としてのツールという側面が強いかな、と思います。
Teamsのチームの裏側に作成されるSharePointサイト
チームを作成すると、自動でSharePointサイトが作成されます。このサイトのドキュメントライブラリーが、チームのチャネル用のファイル保存先となっています。
SharePointサイトなので、アクセス権の設定はSharePointのように細かく設定でき、ファイル属性やフォルダ、そのほかSharePointの機能はすべて使えます。
サイトにはチームと異なる権限をつけることもできるのでチームメンバーにはコミュニケーションツールとして使いつつ、チームメンバー以外にはサイトだけ見せる、という使い方もできます。
いいとこどりができるんですが、アクセス権とチームメンバーがズレることがあるので、運用ルールはしっかり準備しておくことがおススメです。
まとめ
- 整理して保存するならSharePoint
- コミュニケーションとして使うならTeams
- アクセス権しっかり管理できるならTeams+Teamsの裏側のSharePointサイト併用、
というところでしょうか。
なかなか、とっつきにくいと思われがちなSharePointですが、少し覚えておくといろいろ応用できて業務効率化に使えます。Office365のコアな機能の1つなので覚えておいて損はないと思います。
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