リンクを開くと「Teamsで指定した宛先へのチャットメッセージを作成する」、というリンクを作成する。

12/12/2020

Microsoft 365 Microsoft Teams

「 リンクを開くと、指定のメールアドレスに、件名と本文の一部を入れた状態で、Outlookブラウザ版が開く」リンクの作り方を組織内に紹介したところ、同じようなことがTeamsのチャットでできませんか?という相談を受けました。

実現できましたので、自分なりにまとめてみました。



宛先、件名、本文などを入れた状態でOutlookブラウザ版が開くリンク

私が組織内で紹介させてもらったのは、こちらの記事です。何度もお世話になっています。

Outlook on the Web の新規メール作成画面を開くハイパーリンク | idea.toString();


PC不具合時の問い合わせ先を案内するときに、「PC名と、PC機種名と、問題が発生した日時と、症状を入れて、このアドレスに送ってください」というような案内出しても、そんな案内見てくれなくてちゃんと入れてくれてないユーザーいますよね。(断言)

そんな時、こんなリンクを用意しておけば、本文や件名にある程度指定できます。

https://outlook.office.com/mail/deeplink/compose?subject=【PC不具合について】&body=【PC名】【PC機種名】【問題発生日時】【症状】&to=support@example.com

上のURLを開くと、このようになります。


 

Office365使っているなら、Formsで入力必須の項目を使ったほうが早いのですが、メールで受け付けている場合だったら、この方法で多少なりとも負担を減らせるかもしれません。

https://outlook.office.com/mail/deeplink/compose?subject=【件名】&body=【本文】&to=【宛先アドレス】

件名、本文、宛先アドレスをお好きなものを設定してください。宛先アドレスが複数ある場合は、セミコロン;で区切ればOKです。

メールで決まった宛先、決まった項目を書かせたい場合は、使いどころはアレコレありそうです。


宛先、本文を入れた状態でTeamsチャットを開くリンク

今度は、リンクを開くと宛先と本文を入れた状態でTeamsでチャットを開くリンクです。

https://teams.microsoft.com/l/chat/0/0?users=joe@contoso.com,bob@contoso.com&message=【挨拶】【今の気分】【退勤予定時刻】

上のURLをひらくと、このようになります。


https://teams.microsoft.com/l/chat/0/0?users=【宛先】&message=【メッセージ欄】

メールと異なる点が3つあって、

  • 宛先が複数ある場合は、セミコロンでなくカンマで区切ること
  • 宛先は、利用しているTeamsで検索できるUPNであること
  • 宛先は、グループ不可。ユーザーであること
が必須条件のようです。

ダミーのアドレス、ゲストユーザー、テナント外で検索できないユーザーではダメでした。テナントから検索できるユーザーであればできるようです。

宛先、本文を入れた状態で、ブラウザで、Teamsチャットを開くリンク

冒頭のメールでは、ブラウザで開くようにしています。先のURLでは、Teamsアプリで開くかどうかのワンクッションが入ってしまい、まだるっこしいです。

Teamsでも、ブラウザで開くようにURLを作成できます。

https://teams.microsoft.com/_#/l/chat/0/0?users=【宛先】&message=【メッセージ欄】

上記のように、URLの上記の箇所に"_#/"を入れればOKです。そうすると、強制でブラウザで開いてくれます。

まとめと課題

問い合わせはチャットで!と、させたい時にチャット用リンクを入れておく、というのは1つの方法かな、と思います。あとは、いつものメンバーに「おはようございます」メッセージを送るとか、でしょうか。メール用のリンクと比べると使いどころがちょっと難しいですね。

それから、Teamsのこの方法はチャットだけなのです。チームに投稿させるリンクではないのです。PowerAutomateならチャネルへ投稿できるので、URLでも行けそうな気がしているのですが・・・これはまた改めて調べたらまとめてみますね。

参考にした記事

Outlook on the Web の新規メール作成画面を開くハイパーリンク | idea.toString();

ディープ リンクの作成 - Teams | Microsoft Docs