Teams会議ののライブ自動文字起こし(ライブ・トランスクリプト)、リリースはされていて一部言語では利用できるものの日本語はまだ非対応で待ち遠しいところです。録画をMicrosoft Streamにアップロードすれば日本語での文字起こしも可能だけど、ライブでは使えないんですよね・・・。
そんな中で、Microsoft Translator を使ってビデオ会議でも文字起こしできる記事を見かけたので、少しまとめてみました。
Microsoft Translatorって?
マイクロソフトの翻訳サービスです。文字や会話を翻訳してくれる機能があります。WindowsだとWebでも利用可能で、今回はこれを使います。
主催者のだれか1人が、Translatorの会話URLを作成して、参加者に共有します。主催者も、参加者も自分の言語を選んで、あとは喋るだけ、です。
終わった後は、テキストをエクスポートすることもできるようです。
主催者の準備
https://translator.microsoft.com/
PCのブラウザで上記URLを開いて、「開始 会話」を選択します。
それから、どれかのアカウントでログインします。Teams会議する方なら、365アカウントを持っているでしょうから左のアイコンを選択すればOKです。
名前を入力して、自分が使う言語を選びます。そのまま、「参加する」を選択します。
URLが作成されますので、共有します。Teamsの会議ならチャットでURLを送るのが簡単でしょうか。
参加者の準備
もらったURLををクリックしすると、下のよう画面になります。会話コードは入っているはずですから、名前と、言語を選びましょう。
うまくいかない場合は、このURLを開いて、「参加する 会話」から、会話コードを入力すれば同じです。
これで準備はOKです。
試してみました
ブラウザを2つ並べて実際に試した画面がこちらです。
左側は参加者(英語)、右側は主催者(日本語)です。
話す時はマイクを押しっぱなしにしておきます。Spaceキーでもよいようです。
押しっぱなしが面倒であれば、発表者モードをオンにしておくと全部文字起こししてくれます。
会話履歴は歯車マークからエクスポートできます。
感想
一般的な会話になら、結構使える印象です。もちろん、業界用語や自社用語に対応できるかと言われると別ですが、そこは割り切りの問題かと思います。学習させたいことが必須ならばこういった無償サービスではなく、有償サービスを使うのも手だと思います。
Teamsで予定されているライブ・トランスクリプトも基本的には同じような機能じゃないかと推測しています。PowerPointのプレゼンの自動文字起こしも同じ機能を使っているのではないかな・・・。
Teamsのウィンドウをちょっと狭くして、チャットウィンドウを表示しておけば即席で文字起こし/翻訳を、日本語でも使える点は大きいですね。
余談
この手のツールは、思っている以上に音に敏感です。音声を文字化し文字を翻訳するという流れですから、いくら翻訳ツールが優秀だとしても、その前段階で文字起こし精度が低ければどうにもなりません。
クリアな音声入力のほうが間違いなく精度が高いです。なるべく静かな部屋、複数人で集音マイクより一人ずつにヘッドセットが良いです。できるならノイズキャンセリング付きのマイクが精度高くなります。
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