Teamsライブイベントは便利な機能があります。最大1万人までライブで配信できることと、資料と話者だけに限定できること、この2つは特に便利な機能です。録画をとって配信するときも、あえてライブイベントで録画するときには画面レイアウトの観点からもライブイベントがおススメ。
今回は、ライブイベントの手順と、おすすめのTIPSについてまとめてみました。
概要
手順
便利な使い方
こんなことできないかな
1.概要
1-1.必要なもの
Office365 の E1、E3、E5などのライセンス。それから、Teamsアプリをが必須なので要インストールです。
1-2.役割について
Teams会議の少し違ってて、この3つの役割があります。
参加者・・・視聴するだけ。
発表者・・・カメラや画面共有などを使って発表する役割。
プロデューサー・・・どの発表者の映像を配信するか、画面共有を配信するか、適宜選択する役割。
プロデューサーは発表者の役割を兼ねることもできますが、画面操作がとても煩雑になるので分けておくことを推奨します。
2.手順
2-1.役割の割り当てを決めて、会議URLを発行する
プロデューサーや、発表者は誰が行うか、決めておきましょう。
決めたら、Teamsアプリの予定表をひらいて、画面右の上の新しい会議の右にあるVを選択して、ライブイベントを選択。
2-2.配信開始
発表者は、イベントのURLを開いたあと、カメラオン、画面共有など行います。共有は発表者の中で「最後に共有した画面」になります。これはTeams会議と同じですね。
プロデューサーは、イベントのURLを開いたあと、画面レイアウトを「話者だけ」「共有+話者」かを選択します。そのあと[ライブを送信]を選択して、配信開始の準備が整ったら[開始]を選択します。
話者の映像は1つだけ選択できますが、現時点では複数の話者を同時に配信はできないようです。
2-3.配信中
配信中、「話者を別の話者に切り替えたい」だとか、「話者だけ」「共有+話者」を切り替えることもあるでしょう。キューに次に表示させたいレイアウトやカメラを設定しておき、切り替えたいタイミングで[ライブを送信]を選択すればOKです。
画面の共有は、あとから操作したもの勝ちです。最後に共有操作をしたPCの画面が即時配信されます。
2-4.配信の終了
3.便利な使い方
3-1.ライブイベントを使うシーン
多数の方に配信するためのライブイベントですが、「録画を配信したいとき」にはTeams会議よりもライブイベントで録画することをおススメします。Teams会議と画面レイアウトが異なり、資料の横に話者が映りますので、見やすいです。
人数が300人を行かなくても一方通行にしたいとき。Teams会議ではなく、あえてライブイベントを使うというのもアリです。
また、Teams会議で参加者の「うっかりマイクオンにしちゃった」なんて経験ありませんか?ライブイベントなら平気です。そもそも参加者はカメラもマイクもオンにきでませんから、心配不要です。それに、ライブイベントは追っかけ再生・倍速再生もできますので参加者の都合の良いタイミングで視聴もさせられますし、参加者が途中で中座しても続きを聞く、なんてこともできます。
3-2.ライブイベントを効率よく実施するためのコツ
3-2-1.プロデューサーを複数設定する
複数拠点で順番に喋るようなケースなら、各拠点にプロデューサーを設定しておくと便利です。もちろん、プロデューサーが1人でも実施はできますが、発表する方の雰囲気は現地のほうがわかるでしょうから、「話者だけ」「共有+話者」の切り替えタイミングも図りやすいでしょう。
プロデューサーの操作もあとから操作したもの勝ち、です。共有操作と同じですね。画面共有も同じですので、なので、順番待ちしている次の発表者が共有操作をしないように伝えておきましょう。
ちなみに、複数のPCに同じアカウントでプロデューサーを実施することもできました。その時もやっぱり後から操作したもの勝ちです。
3-2-2.トラフィック
ライブイベントの際、「話者だけ」「共有+話者」ではトラフィックは大きく変わります。話者だけのほうがトラフィックは大きいです。
通常のTeams会議でまとめられている記事がありますが、ライブイベントでも同様にカメラサイズが大きく影響しているのかもしれません。
https://qiita.com/hrfmjp/items/a294d30a402bfe98e778
4.こんなことできないかな・・・
画面に表示できる話者は1人だけ、です。複数の話者だけを配信して、対談とかできたらいいのにな…。同じことを考えている方はやはりおられるようで、User Voiceにも投稿されていました。私も投票しました。
20201122追記
PowerPointのスライドショーをウィンドウ表示にするのと組み合わせると1台のPCでも効率的に発表できそうです。別途まとめてみました。
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