議事録作成って面倒な作業。レコーダーで録音して聞きながら議事録作するって作業を組織内のあちこちで聞く。会議で1時間としたら作成は1時間じゃ効かないし。
それを、Microsoft 365 で使えるStreamでちょっとやってみた、というお話です。
Microsoft Streamって?
組織内向け動画共有サービス。いってしまうとOffice365版のY〇utube。
ざっと書くと、
・動画のオーナーや閲覧者を設定してアクセス権を設定できる
・字幕を自動生成/アップロード/更新できる。
・編集機能はない(両端のトリミングはできますが)
というところです。
今回は、字幕にフォーカスして、議事録作成を効率化してみます。
字幕の自動作成
動画をアップロードし、ビデオの詳細の更新をクリック。
詳細 - 動画の言語を選んで、オプション - キャプション - キャプションの自動生成のチェックをオン。
適用をクリックして、しばらく待ちましょう。(だいたい、動画の時間の倍ぐらい)
そうすると、こんな感じでトランスクリプト欄に自動生成されたャプションが反映されます。
動画のキャプションをオンにすると、動画にもキャプションが表示されます。
トランスクリプトの修正とダウンロード
トランスクリプト欄のペンマークをクリックすると、トランスクリプトを上書きできます。話者名入れたり、おかしな自動キャプションを修正しましょう。
再生しながら修正することもできますので、録音を一から文字起こしすることを思えば、相当に効率的ですね。保存すると、キャプションも上書きされます。
以前はこんな機能なかった気がしますが、アップデートで追加されたのかもしれません。
修正した字幕は、一括ダウンロードもできます。
ビデオの詳細の更新 - オプション - キャプション - ファイルのダウンロードからダウンロードできます。
ダウンロードした字幕ファイル
ダウンロードした字幕ファイルは、vttという拡張子が付きますが、メモ帳アプリでも編集できるテキストファイルです。
キャプションの修正したあと、このファイルを加工すれば議事録はできあがり、でしょう。
音質について
自動字幕の精度は、ビデオの録音精度にかなり左右されます。
・騒がしい場所で参加した録画よりも、静かな部屋での録画
・チープな音声デバイスよりも、ノイズキャンセリングなどの機能がリッチなデバイス
・集音マイクよりも、イヤフォンマイク
等のほうが精度が高いです。個人的には、iPhoneのイヤフォンは結構クリアに拾ってくれるので、PCにもiPhone付属のイヤフォンマイク(ライトニングではなく、ピンタイプの)を使ってます。
このあたりは、Microsoft Stream に限らずどんな音声入力でも同じですね。
おまけ 字幕をつける
議事録ではないですが、翻訳した字幕を付けたい、要点だけと字幕として動画に付与したい、なんてケースはありませんか?
ダウンロードしたvttファイルを加工したあと、上記の画面の「字幕ファイルのアップロード」からアップロードできます。トランスクリプトと、キャプションは別のものを設定できます。
トランスクリプト?キャプション?字幕?ちょっと混乱しますね。
動画再生画面のトランスクリプト欄は、詳細設定の「キャプション」欄。
動画再生画面のキャプション(字幕)欄は、詳細設定の「字幕」欄です。
字幕をアップロードしていない場合は、トランスクリプトの内容が反映されます。(ややこしい)
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